アマゾンなどは、はじめの商品画像は背景が真っ白の切り抜き写真がほとんどだと思います。
写真の決まりがあるので。
じゃあ、どう撮影するの?
まずはwebでもよく見る撮影方法です。
台に置いて、白背景を垂らして撮影してみました。
例えばこの日本酒でいうと左の写真はガラスの透明感が無いですね。
そこでバックに光を入れるとこうなります。右側の写真は透明感が少し出ましたね。
ただこれでは、商品撮影では厳しいです。
台に置くと、アングルに制約が出てしまいます。
プロのカメラマンはこう撮影する
僕たちカメラマンは切り抜きしやすいライティングを組んで撮影します。
小道具も何も無いので、ライティングとアングルが重要になってきます。
商品を置くのは、アクリルなど透明の上にします。
このとき、商品を台より少しはみ出します。
透明とはいえ、台よりはみ出さないと浮かした意味が無いので。
○まずアングルですが同じ商品なのに、雰囲気が違いますよね。
○真正面から撮影するのか
○少し下側から撮影するのか
の違いです。
高級感や、親しみやすさなどターゲットによってアングル・ライティングは変わります。
真正面は普通のレンズでも撮影出来ますが、下から撮影はパースが付いてしまうのでレンズをアオる必要があり特殊なレンズか、もしくは撮影後の画像補正が必要になります。
レンズが動いてるのがアオりになります。
本格的なのになると蛇腹の付いたカメラが必要になりますが、通常の撮影では必要ないです。
僕は数点なら画像補正でも手間はかかりませんが、大量にあると非常に手間なのでアオれるレンズを使用して撮影しています。
ただ画像補正は拡大縮小するので画質が若干悪くなります。
○ライティングでもパキッとハイライトを入れるのか、グラデーションなのかでも印象が変わります。
◯商品撮影で切り抜きをするとき
黒締めというのを行い商品のエッジを黒くすることが出来ます。
写真の左が黒締め有りで、右が無しです。
違いが一目瞭然ですね。
webで商品全体を見たときに背景と商品が馴染んでしまい、商品が際立ちません。
切り抜き写真で境界線が曖昧だとダメな理由です。
この瓶だけでなく、透明なコスメの商品でも黒締めは有効です。
透明は白背景で使うとエッジに黒の境界線を入れないと何も見えません。
アングルだけでも与える印象が変わってくるのにライティングまで。となると、慣れた担当者じゃなければ難しいと思います。
ですがカメラマンに任せて大丈夫です。商品を理解して撮影してますので。