あなたが仕事で写真を撮影しなければならなくなった。
シャッタースピードと絞り・感度は分かったけど
色空間って何?
となる場合もあると思います。
AdobeRGBとsRGBの選択肢がありますね。どっちがいいのか?
それは、sRGBの設定で問題無いです。
というと、終わってしまいますね。
色空間は凄く簡単に言うと光(色)の濃さの範囲です。
AdobeRGBの色空間では濃い緑が出せるけど、sRGBだと緑が薄くなるな~
といったイメージです。
webにあるような三角形で表現されてる難しい画像は理解しなくて大丈夫です。
あなたがwebに掲載する写真を撮影するときはRAWかjpegで撮影すると思います。
RAWで撮影しても今はまだjpegもしくはPNGに変換するでしょう。
最新のPhotoshopは画像の軽いWebPにも変換できます。
WebPはGoogleに推奨されてますから今後は増えると思います。
なんで濃い色を表現出来るんだろう?
AdobeRGBは色数が多いのかな?
そんな疑問がうまれませんか?
AdobeRGBは色数が多いから濃い色を表現出来るのでしょうか?
sRGBでもAdobeRGBでもjpeg画像ではRGBそれぞれ同じ256色です。
じゃあ、なんで同じ色数で光(色)の濃さが違うのか?
100cmと100インチ、同じ100という数字でも距離が違いますね。
答えは単位が違うからという認識で問題ないです。
こんなイメージです。あくまでイメージです。。
ただ、ここまで理解する必要もありません。
先ほど書いた
「AdobeRGBの色では濃い緑が出せるけど、sRGBだと緑が薄くなるな~」
で充分です。
そして
色空間の設定というのは
簡単に言うと撮影した画像を何に使いますか?
ということです。
商業印刷で写真データ使用する場合
これはAdobeRGBが望ましいとされてます。
理由は印刷は色でCMYとKで色を再現しています。
色を増やすためにオレンジ・グリーンなどを増やしてる6色プロセス印刷もあります。
印刷では再現出来る色の範囲がsRGBより多く、AdobeRGBの範囲内におおむね入っています。
そんな理由でAdobeRGBが推奨されてます。
しかし商業印刷に使用するのを自分で撮影するのか?
それにはモニターもキャリブレーション対応が必要になり、ハードルがあがります。
webサイトはsRGBに準拠して作られています。
sRGBはだれでも同じイメージを伝えられます。
だから、sRGBで全く問題無いです。
僕はColorEdgeのハードウェアキャリブレーションをして色を管理しています。
なので印刷前提の撮影はAdobeRGBの色空間を使ってます。
いろんな仕事に対応しないと、いい仕事が出来ません。
でもロケ用のmacbookproは何もしていません。
キャリブレーションはモニターと、それを見る環境光も重要なので、環境光の安定しないロケでは意味ないと思っています。