写真の設定するのに、シャッタースピードや絞り、感度などを好みに調整しますよね。
でも、ホワイトバランス設定はオートといった方が多いのではないでしょうか。
僕もストロボ使用しない撮影はオートか太陽マークで撮影しています。
理由は、RAWで撮影してるのと
撮影の合間ごとにカラーチャートを撮影してるからです。
どうせ、事務所のモニターでチャートから色を拾って調整するから一緒かなと思っています。
基本的にはオートで問題無いと思います。
でもホワイトバランスを理解してるのとしてないのでは、違いますよね。
まず、ホワイトバランスの基準は何か?
これは太陽光の5500Kの色だと言われています。
でも太陽は季節や時間で色味が違いますね。
5500KはワシントンDCの春分の日の正午の直射日光を元にしてると言われていますが、僕が修行中に習っただけで真実は不明です。。
そして「K」という単位。
「ケルビン」といって、絶対零度を0Kで表します。
そこから温度が高くなると数字が増えます。
視覚的に分かりやすく言うと
鉄を熱すると赤くなって、もっと熱すると白くなるのと同じです。
温度が高くなると、色が赤から白に変化します。
下の画像は凄く簡易にした図です。
最初にオートホワイトバランスで良いと書きましたが
オートホワイトバランスで撮影してると、青かったり赤かったりする場合があります。
その場合はホワイトバランスを調整しなければいけません。
白熱電球(3200k)は赤くて晴天の日陰(7500k)は青い、と覚えて下さい。
数字が大きくなると青くなるということです。
料理撮影では青いよりは赤い方が美味しそうに見えるので
青っぽく写ったらまずは、ホワイトバランスを「K」にしましょう。
数字は5500Kで合わせて、モニターを確認して数字を増減して好みの色にしましょう。
それでも「う~ん・・」といった場合は
メニュー画面から調整出来るWB補正を使いましょう。
これは、撮影画像が赤かったり、緑っぽい場合の調整になります。
赤っぽいならBの方向に緑っぽいならM(マゼンダ)の方向に動かすだけです。
BKTは設定しなくて大丈夫です。
B(ブルー)、A(アンバー)、G(グリーン)、M(マゼンダ)になります。
「K」はこのBとAの調整です。GとMは「K」では難しいのでこちらで調整しましょう。
注意点としてこのWB補正をした場合は、撮影後に忘れずに元に戻しましょう。
それでも好みの色にならない場合は?
色をマニュアルでするしかありません。
グレーカードをグレーに見える明るさで撮影して、カメラのマニュアルホワイトバランスで画像を指定します。
CANONではチューリップのようなマークにしてMWB画像設定で画像を指定するだけ。
マニュアルホワイトバランスが必要な場面はそう無いので、グレーカードじゃ無くても白い画用紙で充分です。その場合は白く写るように調整して下さい。蛍光塗料の入ったコピー用紙などはさけて下さい。
わざわざグレーカードを買わなくても大丈夫です。