出張撮影での現場で真俯瞰で撮影しようとなると結構大変です。
手持ちの人もいるでしょう。
ただ、手持ちだと全く同じポジションで撮影するのは不可能です。
例えば、料理撮影でスープのハイライトの見せ方などはアングルが少し変わるだけでハイライトの位置が変わります。
高い品質の写真を求めるなら同じポジション(アングル)でライティングを追い込める環境が必須です。
必要なのが三脚とアームです
そこで僕が使ってるのが、スリックのザ プロフェッショナル4という巨大で重い三脚です。
雲台はハスキーです。
それにマンフロットの131DBを付けて、先端に軽いギア雲台のG4を付けています。
モーメント荷重がかかるハスキーの雲台ですが、ここはアルカスイスのクランプに交換しネジはステンレスの2本止めにしています。
大きめのクランプを使用することで面で荷重を分散出来ればと考えて。
これを、荷重のかかる側にクランプを締めるネジを持ってきているのも見ますが、これは細いネジで止めているだけなので危険です。一体化されてない微動する部分に荷重がかかるのは危ない。
ということで固定されてる逆側が正しいのですが、そうすればプレートを付けるのに困ります。
なので平行に取り付けています。
もう一つモーメント荷重がかかるのが、131DBの支点部分。
ここもアルカスイスのプレートを付けてネジで3点止めをしています。
通常は1点しかネジ穴がありませんが、不安なので改造して3点にしています。
正確に書くと2点で強固に固定して1点は緩み防止です。
改造してて分かったのですが、中が空洞でねじ切りは出来ずナットを中に入れて金属パテで全てを埋める作業が必要だったからです。
さらに荷重のかかるのが、三脚と雲台の接合部分です。
これは3/8のネジだけで止めています。
ネジ止めは基本的にお互いが引っ張り合いネジが変形して摩擦で止まっています。
直径60mm円の面積で固定できます。
雲台取り付けもアルカスイスのクランプで3点止めをしています。
これをすることでガッチリと固定されて外れる心配はなくなります。
万が一のカメラ落下の場合に備えてストラップをクランプで固定します。
ただ、この真俯瞰機材は安全性を考慮して重くしています。
なので車移動が絶対になります。
例えばお店の取材とかで何件もまわる場合などは電車移動もあるし、同じフロアでまわる場合もあります。
その場合は、そもそも精密にライティングをしてる時間もないので手持ちだったり、三脚の足を不均等に伸ばして真俯瞰にしたりします。
センターポールが直角になるマンフロットの055も持っていますが、これを使ったりもします。
微妙な画角調整が難しいので、時間が無い撮影などで大きい三脚を持って来れない場合はに限りますが。